国語の苦手を克服するための勉強方法
まずはここから
会話+要約
国語の土台は「言葉で説明する力」。話す→短くまとめるが効きます。
短文読書+質問
いきなり長文は負担。短い文章→親の質問で理解を固めます。
漢字・設問・記述
知らない漢字は即調べる。設問条件と記述の型で得点が安定します。
国語苦手な人に多い「詰まりどころ」チェック
国語が急にできなくなったように見えるときも、原因はだいたい「いつもの詰まりどころ」に戻ります。
まずは当てはまるものを選び、家庭でやる内容を絞ってください。
| よくある状態 | 起きやすい理由 | 家庭で最初にやること |
|---|---|---|
| 本文が頭に残らず、読み返しが増える | 語彙の穴/情景や関係が浮かばない | 短い文章+音読1段落(3分) |
| 選択肢が全部それっぽく見える | 根拠の一文に戻らず雰囲気で決める | 根拠の一文に線→言い方比較(3分) |
| 抜き出しが見つからず止まる | 条件(字数・語尾・範囲)を後から見る | 条件に丸→探す範囲だけ決める(3分) |
| 記述が白紙になりやすい | 要素が拾えず、書き出しで止まる | 答え一文→根拠語を1つ入れる(3分) |
| 漢字や言葉で嫌になって進まない | 読めない語が増え、気持ちが下がる | 知らない語を2つ調べて例文(3分) |
ミニ練習(そのまま使える例)
受験勉強の中で国語だけが重く感じるときは、「やる内容があいまい」になっていることが多いです。
下の例を、ノートにそのまま写して1〜2分でやってください。
要約(会話→記述につながる)
一文で言う:この段落は「( )について述べている」
二文にする:要点は( )。その理由は( )。
選択(根拠の一文から決める)
- 本文の根拠の一文に線
- 選択肢の中で「言い方が近い」ものを選ぶ
- 違うものは「言いすぎ/書いてない」で外す
抜き出し(条件を先に丸)
- 字数( )字/語尾( )で終わる を丸
- 指定が「理由」「心情」なら、その語を丸
- 見つからない時は、範囲だけメモして先へ
記述(白紙を減らす書き出し)
答え:(問いにそのまま返す一文)
根拠語:本文の語を1つ入れてつなぐ
よくある質問
国語が急にできなくなったのは、読書不足が原因ですか?
「条件を見るのが後回し」「根拠に戻らず選ぶ」「本文が頭に残らない」など、解き方のクセで点が落ちることが多いです。
まずは上のチェック表で当てはまる所を2つだけ選び、毎日15分で回してください。
国語苦手な人は、まず漢字からやるべきですか?
「語を2つ調べる」+「短い文章を1段落読む」+「1問だけ答える」をセットで回すと、読解に効きやすいです。
親ができる関わり方はありますか?
「要点は?」「なぜ?」「具体的には?」の3つだけを、読んだ後に短く聞くだけで、説明する力につながります。
1. 会話量を増やしてみよう(説明する力の土台)
家族や友達との会話を増やすと、自分の気持ちを分かりやすく伝える力が鍛えられます。
「順序立てて話す」「正しい言葉を選ぶ」「語彙を増やす」など、国語に直結する力が自然に身につきます。
学校や塾の先生など身近な大人と話すときは、言葉遣いを意識し、端的に伝える練習にもなります。
おすすめ:会話を国語につなげる「3つの質問」
- 今日いちばん大事だったことは何?(要点)
- それはなぜ?(理由)
- 具体的にどうだった?(具体)
この「要点→理由→具体」は、記述の型にもつながります。会話を“練習の場”として使うのが効果的です。
2. 文章を読もう(短い文章からでOK)
国語は文章を読み解く科目です。文章に触れることを避け続けると、苦手は克服しにくくなります。
長文が苦手な場合は、まず短い文章を読む習慣を作りましょう。
本が苦手なら、対象年齢を少し下げた文章や、興味を持てる題材から始めるのも有効です。
読んだ後に、短い質問で内容を言葉にする練習ができます。
| 読む素材 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 短い文章 | 最後まで読む → 「何の話?」を一言で言う | 5〜10分 |
| 興味のある本 | 1章だけ読む → 感想ではなく「内容」を説明する | 10〜15分 |
| 説明文 | 接続語(しかし/だから/つまり)に印 → 要点を2文でまとめる | 10〜15分 |
いきなり長文を増やすより、「短く読んで、短く説明する」を繰り返す方が、抵抗が減りやすいです。
3. 文章を想像してみよう(音読・イメージ化)
文章を「文字のまま」追ってしまい、言葉として理解できていないケースがあります。
声を出せる環境なら、黙読ではなく音読を試してみてください。
目だけで読むよりも五感を使えるため、理解が安定しやすくなります。
音読のやり方(短く)
- 最初は1段落だけでOK
- 区切り(句点)で一度止まり、意味を確認
- 分からない語は印をつけて後で調べる
イメージ化のやり方
- 情景が浮かぶ場面は簡単な絵にする
- 説明文なら「原因→結果」を矢印で図にする
- 慣れたら頭の中でイメージしてOK
「パッと情景が浮かぶ」まで、まずは描いてみるのが近道です。
4. 漢字を覚えよう(嫌な気持ちを減らす)
読めない漢字があると、それだけで嫌な気持ちになり、理解できないと思ってしまいがちです。
分からない単語があれば前後から推測しつつ、分からない漢字に出会ったらそのままにしないことが大切です。
読み方と意味を調べ、次に出会ったときに読める・書ける状態を目指しましょう。
「知らない言葉に出会ったら調べて覚える」を日常にしましょう。
5. 問題の解き方を理解しよう(設問の条件に沿う)
国語は「読めたつもり」でも、設問で求められている形で答えられないと得点になりにくいです。
字数指定、抜き出し、理由説明など、それぞれ条件に沿った解答に慣れておきましょう。
| 設問タイプ | 見るべき条件 | 答え方の型 |
|---|---|---|
| 字数指定 | 字数/何について/理由か心情か | 要点→理由→具体(字数に合わせて調整) |
| 抜き出し | 何を抜くか/範囲/字数/文末 | 条件に合う箇所だけを正確に抜く |
| 理由 | 「なぜ」か/根拠の段落 | 文末を「〜から。」にするなど型を守る |
「設問条件に下線→型で答える」を習慣化すると、点が安定しやすくなります。
6. 本文の内容を答えられるようにしよう(主観を混ぜない)
国語の問題は、文章に書かれている内容を答えるのが基本です。
「あなたの意見を述べなさい」と言われない限り、自分の主観を解答に混ぜてはいけません。
本文の内容(根拠)に沿って答えることを意識し、客観と主観を混合しないようにしましょう。
チェック(簡単)
- 答えの根拠が本文のどこか、説明できる
- 「私は〜と思う」など主観の言葉が混ざっていない
- 本文の言葉(キーワード)が入っている
7. 記述は白紙にしない(部分点を拾う)
記述問題は完全解答でなくても部分点があります。
分からないからといって白紙にすると、部分点すら得られません。
まずは「書き切る」ことを目標にしましょう。
まずは字数を埋め、本文に触れた要素を入れて部分点を狙います。
1週間の回し方(家庭学習モデル)
国語の苦手克服は、やることを絞って継続するのが大切です。下は一例なので、宿題量に合わせて調整してください。
| 頻度 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 毎日 | 漢字・語彙(知らない言葉は即調べる)+短文読書(5分) | 15分 |
| 週2〜3 | 読解1題:設問条件に下線→本文根拠→型で答える(時間を測る) | 40〜60分 |
| 週1 | 会話+要約:読んだ文章を「要点→理由→具体」で説明する | 10〜15分 |
毎日少しずつ積み重ねると、苦手意識が薄れ、国語の作業が“当たり前”になっていきます。
まとめ:焦らず、毎日の積み重ねで克服する
- 会話で「伝える力」を鍛え、要約につなげる
- 短い文章から読み、質問で内容を言葉にする
- 音読・イメージ化で理解を安定させる
- 漢字は“即調べる”を習慣化する
- 設問条件と答え方の型を守り、記述は白紙ゼロにする
国語力は急に身につくものではありません。毎日の積み重ねで少しずつ語彙力や読解力が伸びていきます。
焦らずに、コツコツと苦手を克服していきましょう。


